科学の世界 10
哲学的、心理学的、社会学的な意味での科学の一般理論は、特定の理論的、実際的問題を代表する種々の実例についてかなり熟練してはじめて研究・教育の、それも高度の研究・教育の適切な主題となります。
ですから、教えるべきは、研究開発体系とそのアカデミズム科学の中心だけであると意見の一致を見ます。
しかし、一体どこから手を付け、どのような教育法によってこの「ブラックボックこを攻めこその内部に入り込むべきなのでしょうか。
そのような教授法をとるならば、わたしたちはSTS問題の側面の一部を単純化しすぎ、その本質的統一性を示すことに再び失敗する恐れはないでしょうか?
このおとし穴を避けるには、どんな道を選んでも、この危険がある事を心得ていさえすればいいでしょうか。
STS教育のトピックとスタイルの多様性は、それを教える人達の知識・意見・目的に基本的な不一致と断片性がある場合にだけ、大きな弱点となります。
もしそうでなければ、新しい生長しつつある主題の持つ知的活力、教育上の柔軟性のしるしと見なし得ます。
従ってここでは、わたしたちは、社会的文脈における科学論を進めるための、多くの方法の一部について考えます。