科学の世界 9
この種の広い視野を欠いては、STSのテーマの全ては、専門化されたアカデミックなトピック、教育上の経験、イデオロギー的な教義の不連続的な寄せ集めに分解してしまいます。
研究開発(R&D)システムの「モデル」は、主題を一括して論じるのに必要な、理論的な骨組みです。
私が繰り返し強調したように、この特別のスキームはすべての科学教師あるいはSTS教育の支持者の一人一人に細かい点まで受け入れられません。
しかし、この主題の最も重要な面をカバーし、それらの相互関係を信頼できる仕方で表現します。
しかし、科学の抽象的一般的モデルを、STS研究の序説として詳しく説明するのは、きわめて誤った教育法です。
特別の研究すべきさまざまのトピックや問題に対して前もってこの説明をおしつけるのは不適切であるばかりではありません。
この種の試みは間違いなく生徒の興味を引き起こせないし、関心を持ち続けさせるのに失敗します。
全く実際的な、教育法の問題としていえば、極めて高度の、学問的に過ぎるカリキュラムを科学教育に押し付け、自らの評判を落とすゆとりなどはSTS運動にはありません。
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