科学の世界 8
カリキュラムは、連続する各段階に対する「必須条件」とされている知識によって制約されることはありません。
ありきたりの大学用カリキュラムに仕立てて、飼い慣らしてはならないというのがSTS教育の哲学の主要部分です。
学生、そして教師にとっても、その主要な価値は、STSが教室に持ち込む公開性、多様性、不確実性、自発性にあります。
正統的なトピックや教え方の幅はきわめて広いので、生徒の知的、社会的、心理的な成熟度、および目指している職業に適した教材や方法を選ぶ責任の大半は、教師にかかっています。
それにもかかわらず、教育の自由はとかく教育的無政府状態に陥りやすいのです。
すでに述べたように、STS運動は、科学に対する肯定的見解よりも、その反対により強く結び付いていると見なされています。
科学と祉会について教えている、と主張したい人は誰でも、今何を話しているのかについて、また彼自身の方法が問題の他の側面にどのように関連しているかについて・・・
多少なりとも統一的な見解を心の中に持っていなければなりません。